異種金属による電位差で電解腐食が発生し電気接触抵抗の経年変化大となる
アルミ線を完全な塑性領域に至るひずみ率まで圧着し、独自の圧着形状により、空気を遮断して電解腐食を防止することが出来ます。
表面酸化皮膜の生成速度が速く電気接触抵抗に影響を与える
端子圧着部にセレーションを設けて酸化皮膜を破壊します。狭い空間にアルミ線を閉じ込める部分を多数形成することにより実現が可能となります。
圧着接続後の端子・アルミ線間の引張張力強度の低下が起きる
圧着率が大きいほど電気接触抵抗は安定しますが、反面、断面積が小さくなるため、引張強度は低下します。端子内部にセレーションを設けることで、変形量を必要且つ最小量に抑え、引張強度の低下を防止することが出来ます。
圧着接続後に常温でアルミ線内部に応力緩和が発生し、電気接触抵抗が増加する。
端子圧着部にセレーションを設けることにより、応力の高くなった部位と緩慢な部位とを遮断し、閉じ込められた領域に応力を集中させるため、応力緩和を防止することが出来ます。