鉄筋ガス圧接機

コンクリート系構造物の補強材として広く使用されている鉄筋を、熱間押抜法ガス圧接にて接合するためのものです。
熱間押抜法とは、鉄筋をガス圧接した後のふくらみを、赤熱状態のまま鉄筋外径よりやや大きい寸法の押抜刃でせん断除去するもので、不良圧接の場合は圧接部に目視で判定できる割れ、線状キズが現れるため、全数の良否判定が容易に行われます。
なおこの方式は、鉄道のレールを接合溶接するレールガス圧接機の実績にてその有効性が実証されており、(社)日本圧接協会発行の”鉄筋のガス圧接工事標準仕様書”に記載されています。
鉄筋サイズに対応して、圧接機本体4機種、押抜刃D16〜D51の9種類があります。(D41を除く)
鉄筋サイズに対する適用は、「使用機器の一覧表」にてご覧ください

レールガス圧接機







特徴

圧接部全数の目視による非破壊検査が容易にでき、自主管理によって高い信頼性が得られます。
接合不良の際は、クランプ状態のまま、再加熱・圧接を行って良品とすることができます。
圧接終了時に品質が保証され、次工程に進めることができるため、工期短縮が図れます。

作業手順

1. ガス加熱

鉄筋のガス圧接は、圧接端面のグラインダがけが肝心ですが、加熱バーナは従来のものが使用できます。

   

2. ガス圧接完了

ガス圧接が完了した時、加圧シリンダを戻し(電気的スイッチによる)、押抜刃と鉄筋クランプの連結を解除します。

   

3. 押抜き開始

加圧シリンダを加圧にすると押抜刃だけが進行し、まだ赤熱している圧接部のふくらみを押抜きます。

   

4. 押抜き途中

押抜刃は特殊合金からなっており、押抜き後の圧接部径は鉄筋公称径の1.2倍になります。
(押抜刃は鉄筋サイズによって取付ピンをはずして交換します。)

   

5. 押抜き完了

押抜刃は、圧接部のふくらみを完全に押抜いた後、加圧をゆるめると圧接終了時の位置に戻ります。
押抜かれたふくらみのバリはペンチ等でとり除くことができます。

   

6. 不良圧接部

圧接部が何らかの原因で接合強度不良の場合には、押抜完了後に押抜部表面の圧接部に相当する部分に、割れもしくは線状キズの異常が目視で確認できます。

   

7. 圧接部再加熱

押抜圧接部に不良が生じた時には、この状態で再加熱、再圧接を行ないます。

   

8. 再圧接押抜完了

再圧接完了後、再押抜きを行ない、押抜部の表面に異常がなければ圧接完了となります。(最初の圧接で押抜部に著しく大きな割れが発生した場合は、端面を整えて最初からのやり直しが必要です。)


TOPへもどる

使用機器一覧表

圧接機本体 押抜刃 油圧ラム
電動油圧ポンプ 半自動タイプ 油圧ホース 手元スイッチ
目視検査ミラー
IM−3
目視検査ミラー
IM−4

TOPへもどる

鉄筋サイズ対応表
機器名 型式 鉄筋サイズ
D16 D19 D22 D25 D29 D32 D35 D38
圧接機
本  体
DBH-25
       
DBH-32
           
DBH-38
           
押抜刃
D16 
             
D19 
             
D22
             
D25
             
D29
             
D32
             
D35
             
D38
             
ラム
RC32
   
RC38
           
オプション品RC25
       
電動油圧
ポ ン プ
DBP-103
(無線式)
スペア
手元スイッチ(無線式)
手元スイッチ(無線式)
DBP-103
(有線式)
DBP-104
(有線式)
           
東亜オートポンプ
(半自動タイプ)
油圧ホース 5mm
目視検査
ミラー
IM−3
 (フレキ)
IM−4 
(ペン)
オプション品:
ミラー4×5
ワイヤーブラシ

TOPへもどる